薬剤師の年収アップ完全マニュアル

1. はじめに

薬剤師として働く皆さんにとって、年収アップはとても大切なテーマです。年収が上がれば生活にゆとりが生まれ、自己研鑽や趣味にも積極的になれます。さらに、収入に余裕ができると仕事のモチベーションも高まり、結果的に患者さんへのサービス向上にもつながるでしょう。

とはいえ、「薬剤師=高収入」と世間では思われがちですが、実際には「もっともらってもいいのにな…」と感じている薬剤師さんも少なくありません。専門職ゆえに責任が重く、常に勉強が必要な仕事ですから、それに見合った報酬を得たいと思うのは当然ですよね。

このマニュアルでは、なぜ年収アップが必要なのか、そして具体的にどう行動すれば年収を上げられるのかを解説します。データや事例も交えていますので、自分のキャリアプランを考えるヒントにしてください。

2. 薬剤師の年収相場と市場動向

まずは現在の薬剤師の年収相場を知りましょう。自分の今の年収が業界で高いほうなのか低いほうなのか把握することは、今後の戦略を立てる上で重要です。

薬剤師の平均年収(全国)

厚生労働省の調査によれば、薬剤師の全国平均年収は約580.5万円(平均年齢41歳、従業員10人以上の勤務先の場合)です。男性薬剤師の平均が約630.3万円、女性薬剤師は約545.3万円で、男女差はおよそ85万円ほどあります。年齢別に見ると20代前半では約378万円、20代後半で約473万円、30代前半で約547万円と徐々に上昇し、50代前半でピークの約683万円に達します。経験を重ねるほど収入も上がる傾向が読み取れますね。

年齢別平均年収

378万円 20代前半
473万円 20代後半
547万円 30代前半
580万円 全国平均
683万円 50代前半

※厚生労働省の調査データをもとに作成

地域別の年収差

実は薬剤師の年収は働く地域によって大きな差があります。2021年のデータでは、年収トップの都道府県は山口県で約667.1万円、続いて香川県652.9万円、茨城県649.2万円と地方の県が上位にランクインしています。一方、最も低いのは山形県で約477.7万円と、その差は約200万円にもなります。一般的に「都会のほうが給料が高そう」と思われがちですが、薬剤師の場合は地方ほど年収が高い傾向があるのです。これは地方では薬剤師が不足しがちで、高い報酬を出してでも人材を確保しようとするためです。

地域別平均年収ランキング

667万円 山口県
(1位)
653万円 香川県
(2位)
649万円 茨城県
(3位)
478万円 山形県
(47位)

※2021年のデータによる都道府県別ランキング

※都市部より地方のほうが高い傾向があります

このように、都市部より地方の方が高年収を提示する職場も多いです。「勤務地を選ぶこと」も年収アップの一つの鍵と言えますね。

職場(業種)別の年収相場

薬剤師と言っても、働く職場によって給与水準は異なります。大まかな相場としては以下のようになります。

400〜
500万円

病院

幅広い知識が身につき
人気の職場
430〜
600万円

調剤薬局

薬局長など役職に就くと
さらにアップ
500〜
550万円

ドラッグストア

需要増で高め。
管理職になれば
さらに上昇
450〜
700万円

製薬会社

成果に応じた報酬で
高めになりがち

病院は他と比べ低めですが、その分経験を積んで専門知識を得やすいメリットがあります。一方、ドラッグストアは薬剤師需要が急増しているため給与水準が高めです。また大手チェーンでは店舗管理やエリアマネージャーなど役職に就けば年収がさらに上がる仕組みです。製薬企業等のいわゆる「企業内薬剤師」は、成果主義の給与体系の所も多く、病院勤務より高年収になりやすい傾向があります。

その他の市場動向

全体として、薬剤師の平均年収(約580万円)は日本人平均年収(約443万円)を大きく上回っています。これは6年制大学卒の国家資格職で専門性が高いことや、慢性的な人材不足が背景にあるためです。近年は薬学部の増設で薬剤師数自体は増えましたが、高齢化社会に伴う需要拡大もあり、依然として薬剤師市場は売り手市場と言われます。「薬剤師が足りない」とされる職場や地域では、今後も比較的高めの年収水準が維持されるでしょう。

3. 年収を上げるための転職戦略

現在の職場で大幅な昇給が見込みにくい場合、転職は年収アップの有力な手段です。実際、薬剤師は転職によって年収アップを実現しやすい職種と言われています。専門知識や管理職経験を持つ薬剤師の需要は高く、企業のニーズとマッチすれば好条件のオファーを得られる可能性が高いからです。ここでは、転職によって年収を上げるためのポイントを見ていきましょう。

好条件求人の探し方

年収アップ転職を成功させるには、まず高給与の求人情報を効率よく探すことが重要です。薬剤師の求人は年間を通じて多数ありますが、好条件の求人は募集開始から締め切りまでの期間が短い傾向があります。そのため、こまめに求人サイトをチェックしたり、転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらうと良いでしょう。特に大手ドラッグストアチェーンの求人は調剤薬局や病院より年収が高めの傾向があるため、業態を絞って検索してみるのも手です。また、地方の高額求人や急募案件(すぐに人が欲しい求人)は年収交渉に応じてもらいやすい場合もあります。

転職で年収アップを目指すコツ

1
現在より給与水準の高い職場を選ぶ – 単純ですが確実な方法です。
2
思い切って職種(業態)を変えてみる – 例:病院→調剤薬局。在宅専門薬剤師など高収入が期待できる職種に挑戦するのも有効です。
3
福利厚生も確認する – 給与額だけでなく住宅手当・退職金なども含めて比較しましょう。

年収交渉のポイント

転職活動では、年収交渉も重要なステップです。内定をもらった時や最終面接の場で給与について聞かれた際、自分の希望をしっかり伝えましょう。ポイントは以下のとおりです。

希望年収と根拠を準備:
「前職の年収○万円に対し、御社では○万円を希望します」と具体的に伝えます。平均相場や自身のスキルセット(管理薬剤師薬事法で定められた薬局・薬店に必ず1名以上置かなければならない責任者のこと経験・認定資格など)を根拠に挙げると説得力が増します。
譲れないラインを決めておく:
最低限これだけは欲しいというラインを自分の中で決めておきましょう。それ以下の提示しかない場合、他の条件(勤務時間や休日など)も踏まえて転職すべきか判断します。
エージェントを活用:
転職エージェント経由なら、希望年収の交渉を代理で行ってくれることもあります。自分では言い出しにくいこともプロに任せれば安心です。
柔軟な発想:
基本給にこだわりすぎず、賞与や各種手当を含めた年収トータルで考えるのもコツです。「基本給は希望に届かないけど住宅手当が手厚いから結果的にアップ」といったケースもあります。

注意: 転職で年収ダウンもあり得る

年収アップ目的の転職とはいえ、場合によっては年収が下がってしまう可能性もあります。たとえば、ドラッグストアから病院へ転職すると経験を積める反面、給与水準が低下することがあります。また、未経験分野へ飛び込む場合は即戦力と見なされず待遇が抑えめになることも。転職を決める際は、目先の年収額だけでなく長期的なキャリアも考えて選択しましょう。

4. 職場ごとの年収アップのポイント

薬剤師の働く場は様々ですが、職場の種類ごとに年収アップのコツがあります。あなたの現在の勤務先や、これから目指す職場に合わせて参考にしてください。

調剤薬局で働く場合

調剤薬局は薬剤師にとってポピュラーな職場ですね。年収アップのポイントはズバリ「管理薬剤師になること」です。管理薬剤師とは薬局に1人配置が義務付けられている責任者で、その分手当もつきます。管理薬剤師の平均年収は500~650万円程度と一般薬剤師より高めです。まだ管理薬剤師でなくても、「いずれ管理薬剤師を任せてもらいたい」という意思を上司に伝えたり、管理業務を手伝ったりして実務経験を積めば昇進のチャンスが巡ってきやすくなります。

また、調剤薬局で収入を上げる別の方法に「派遣薬剤師として働く」選択肢もあります。派遣やパートの薬剤師は時給換算では高めに設定されていることが多く、フルタイムで働けば年収ベースでもアップが期待できます(例:都市部で正社員年収500万円 → 時給3,000円の派遣で年間約600万円など)。ただしボーナスや福利厚生が無い、雇用が不安定などのデメリットもあるため、自分のライフスタイルに合うか慎重に判断しましょう。

病院薬剤師の場合

病院勤務は命に直結する医療チームの一員として働くやりがいがありますが、給与水準は他業種より低めです。病院薬剤師が年収アップを目指すなら、まず院内でのキャリアアップを検討しましょう。主任薬剤師や薬剤部長など管理職ポストに就けば、役職手当で収入が上がります。特に大規模病院ではポストも多いので、経験を積んで管理職昇進を目指す価値はあります。もう一つは専門薬剤師の資格取得です。例えば「感染制御認定薬剤師医療関連感染の予防や適切な抗菌薬使用の推進などに専門的に携わる薬剤師」や「がん専門薬剤師がん治療における薬剤の専門知識を持ち、がん患者に対する薬物療法に特化した薬剤師」などの資格を取得し専門性を高めれば、専門薬剤師手当が付与されたり、高度専門病院への転職で高年収ポジションに就ける可能性があります。病院内で認定薬剤師の資格取得支援制度がある場合は積極的に活用しましょう。

それでも病院で大幅な年収アップが難しいと感じる場合、思い切って他業種へ転職するのも一つの手です。病院で培った知識やスキルは調剤薬局や在宅医療の現場などで高く評価されます。当直が無い職場に移れば生活リズムも安定し、年収もアップ…というケースも実際にあります。

ドラッグストアで働く場合

ドラッグストア(調剤併設店含む)は薬剤師の給与が比較的高めで、年収600万円以上も珍しくありません。年収アップのポイントは「キャリアパスを活かす」こと。具体的には、店長やエリアマネージャーに昇進する道があります。大手チェーンなら店舗数拡大中のところも多く、管理職のポストも豊富です。現場で実績を積み、「次の店長候補」に推薦されるよう努めましょう。店長になればマネジメント手当が加算され、年収700万円超えも現実的です。

また、ドラッグストアでは複数店舗を巡回するラウンド薬剤師複数の薬局や店舗を定期的に巡回し、調剤業務やスタッフのサポートを行う薬剤師という働き方もあります。応援要員として様々な店舗を回るポジションで、一般の勤務薬剤師より給与が高めに設定されることがあります。「いろんな店舗で経験を積みたい!」という好奇心旺盛な方にはラウンド勤務もおすすめです。

企業(製薬企業・一般企業)で働く場合

製薬会社や治験関連企業、一般企業の薬事部門など、企業内薬剤師として働く道もあります。企業勤務は初任給自体が他業種より高い場合が多いですが、更なる年収アップの鍵は「専門性+成果」です。

例えば製薬会社でMRMedical Representative(医薬情報担当者)の略。医師や薬剤師に医薬品の情報提供を行う営業職(医薬情報担当者)になると、営業成績に応じたインセンティブがつき高収入が狙えます。30代で年収1,000万円を超えるMRも珍しくありません。またCRAClinical Research Associate(臨床開発モニター)の略。治験が適正に行われているかを監視・支援する役割(臨床開発モニター)などの職種では、経験を積んで外資系企業の管理職になれば年収1,000万円超えも可能と言われます。

企業内で年収を上げる基本戦略は、昇進して管理職になることです。主任、課長、部長…と役職が上がるごとに年収レンジも大きく跳ね上がります。昇進のためには業績を上げることはもちろん、英語力やマネジメント力など総合力を伸ばす努力も必要でしょう。もう一点、企業への転職を考える際には業界研究も大切です。同じ薬剤師でも、例えば「治験コーディネーターCRC(Clinical Research Coordinator)とも呼ばれ、治験に参加する被験者と医療機関の橋渡し役を担う(CRC)」や「学術担当」など職種によって給与レンジが異なります。自分の興味と収入アップの両方を満たせるポジションを探すため、業界の情報収集をしっかり行いましょう。

5. キャリアアップによる年収向上

次に、現在の職場や職種でキャリアアップすることで年収を上げる方法を見ていきます。必ずしも転職だけが年収アップの手段ではありません。今いる場所で自身の価値を高めることでも収入アップに繋げられます。

管理職へのステップアップ

前述のように、管理薬剤師や薬局長、部門長などの管理職に就くことで年収は大きく向上します。現場で経験を積んで信頼を得れば、昇進のチャンスは巡ってくるでしょう。小さな職場でも「リーダー的存在」になることで昇給や役職手当を得られる場合があります。まずは目の前の仕事で成果を出し、「この人に任せたい」と思わせることが肝心です。

管理職の平均年収比較

550万円 一般薬剤師
620万円 管理薬剤師
700万円 薬局長・部門長

※一般的な目安として(職場によって異なります)

専門資格の取得と活用

薬剤師には様々な専門資格・認定制度があります。例えば、外来がん治療認定薬剤師、糖尿病薬物療法認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師など高度な専門資格を取得すれば、市場での評価が高まり転職時に有利になります。さらに資格手当が毎月支給される職場であれば、持っているだけで年収がアップします。

がん専門薬剤師

感染制御認定薬剤師

糖尿病薬物療法認定薬剤師

研修認定薬剤師

実務実習指導薬剤師

在宅療養支援認定薬剤師

身近なところでは、まず研修認定薬剤師日本薬剤師研修センターが認定する資格で、継続的な研修と自己研鑽を行っている薬剤師であることを証明するの資格取得を目指すのも良いでしょう。研修認定薬剤師は継続学習の成果を示す資格で、これを取得すると次のステップである専門薬剤師資格への足掛かりにもなります。取得者には月○万円の手当を支給する調剤薬局もありますよ。

資格以外にも、認定実務実習指導薬剤師薬学生の実務実習を指導する資格を持った薬剤師。6年制薬学教育の中で重要な役割を担う(薬学生の実習を受け入れる指導薬剤師の資格)や、衛生管理者、最近では英語やITリテラシーなども持っていると評価されるスキルです。これらを武器にすれば昇進や転職でひと味違うアピールができ、結果として収入アップに繋がります。

キャリアプランの再設計

キャリアアップの一環として、自分のキャリアプランを見直すことも大切です。「5年後に〇〇の分野でスペシャリストになる」「将来的に開局してオーナー薬剤師になる」など長期目標を設定してみましょう。その目標に向かう過程で必要な経験や役職に就いていけば、自然と年収も上がっていきます。例えば開局を目指すなら店舗管理の経験を積み、将来に備えて資金計画を立てる、といった具合です。

また、副業や独立もキャリアの選択肢に入るかもしれません。調剤薬局を自分で開業すれば経営者として大きな収入を得るチャンスがありますし、最近はオンラインで医薬品情報の執筆やセミナー講師といった副業で収入を増やす薬剤師もいます。ただし本業に差し支えない範囲で検討しましょう。

6. 年収アップ成功事例集

ここでは、実際に年収アップに成功した薬剤師の事例をいくつかご紹介します。先輩薬剤師たちがどのようにキャリアを選択し、収入を上げていったのか参考にしてみてください。

ケース1: 調剤薬局→調剤薬局(条件の良い職場へ転職)

30代・男性。調剤薬局で管理薬剤師として働いていたが、休日日数が少なく体力的に限界を感じて転職を決意。転職では「年間休日の確保と年収アップ」を重視して求人を検討しました。管理薬剤師の経験が評価され、複数の調剤薬局から内定を獲得。最終的に年収530万円から600万円へ大幅アップ(約120万円増)となる求人を選択できました。休日もしっかり取れ、収入もアップしたことで仕事とプライベートの両立に成功した事例です。

ケース2: 病院薬剤師→調剤併設ドラッグストアへ転職

40代・女性。病院勤務では当直を含む不規則なシフトで働いていましたが、体力的に厳しく将来も不安に感じるように。思い切って調剤併設型のドラッグストアへ転職したところ、勤務は完全週休2日・定時退社という環境に変わり生活が安定。さらに年収も約450万円から550万円程度にアップ(当直手当は無くなったものの基本給・賞与が増加)しました。「当直なしでも収入アップ」を実現できた嬉しい例です。今では患者さんとのコミュニケーションの時間も増え、やりがいも収入も得られています。

ケース3: 正社員→派遣薬剤師への転身

50代・男性。ある調剤薬局で正社員として働いていましたが、人間関係の悩みや給与面で不満がありました。思い切って派遣薬剤師として働く道を選択し、転職。当初年収520万円ほどでしたが、派遣契約でフルタイム勤務した結果年収650万円超を達成。雇用形態を変えるという大胆な発想転換で収入アップを果たした事例です。ただし将来の安定を考え、現在は信頼できる派遣会社と長期契約を結びつつ、貯蓄や保険もしっかり確保しているとのこと。

ケース4: 製薬企業内での昇進

30代・男性。新卒で入社した製薬会社で学術担当としてキャリアをスタート。入社時年収は500万円程度でしたが、社内で語学力やプロジェクト管理能力を評価され、30代半ばで管理職に昇進。現在は年収800万円台に達し、更に海外赴任のチャンスも伺っています。社内昇進による年収アップの好例で、「社内でコツコツ実績を積む」ことの大切さを物語っています。

これらはほんの一例ですが、共通しているのは「現状に満足せず行動した」ことです。環境を変える勇気や新しい働き方への挑戦が、結果的に大きなリターン(年収アップ)につながっています。

7. 年収アップのためのアクションプラン(チェックリスト)

最後に、年収アップに向けて今すぐできる具体的なアクションをチェックリスト形式でまとめます。できている項目には✅を、まだの項目には☐を付けて、ぜひ一つずつ実践してみてください!

自分の年収が平均と比べてどうか、残業代や各種手当を含めて把握しましょう。「自分の市場価値」を知る第一歩です。

薬剤師専門の転職サイトに登録したり、エージェントに相談したりして、好条件求人の情報を常にチェックできる状態にします。

経験してきた業務や取得資格を最新の状態に書き出します。アピールポイント(管理薬剤師経験、研修認定、得意分野など)も整理しておきましょう。

興味のある認定資格の勉強を始めたり、通信教育に申し込んだりしてみましょう。小さな一歩でも前進することで自信にも繋がります。

信頼できる同僚や先輩薬剤師に、自分のキャリアや年収の悩みを話してみましょう。意外なアドバイスや情報をもらえるかもしれません。

転職だけが手段でない場合、上司と今後のキャリアパスについて話し合ったり、昇給の機会があるか確認してみましょう。意志を示すことで評価が変わる可能性もあります。

将来の計画(結婚・出産・マイホーム購入など)と現在の収入を見比べ、何年後までにいくら必要か試算してみましょう。目標額が見えると行動のモチベーションになります。

チェックが入った項目から実際に行動に移すことで、着実に年収アップへ近づいていきます。

焦らず一つひとつクリアしていきましょう!

8. おわりに

ここまで、「薬剤師の年収アップ完全マニュアル」を読んでいただきありがとうございました。年収アップは一朝一夕には実現しないかもしれません。しかし、正しい情報を知り、計画を立て、一歩踏み出せば必ず道は開けます。

大切なのは、自分のキャリアと向き合い続けることです。他人と比較して落ち込む必要はありません。人それぞれペースがありますし、置かれた環境も違います。今日のマニュアルの内容から「これならできそう」「ちょっと試してみたい」と思うことがあれば、ぜひ今日から行動に移してみてください。その小さな積み重ねが将来の大きな飛躍につながるはずです。

最後に、年収アップはゴールではなく手段の一つです。収入が増えたその先に、あなたが実現したい働き方や暮らしがありますよね。収入アップによって生まれた余裕で、新しいチャレンジをしたり、大切な人との時間を増やしたり、あなたらしい幸せをぜひつかんでください。このマニュアルが、皆さんのキャリアアップの一助となれば幸いです。あなたの努力と勇気が実を結び、理想の年収とキャリアを手に入れられるよう心から応援しています!